自由律川柳。

おかっぱ

2012年08月03日 16:36

ここ数日のワタシの手帳は自由律川柳だらけ。ボーっとしている時や、ハッと思い浮かんだ時に書き留めては、他の予定が書けないくらいに埋め尽くされてしまいました。自分を解放して、乱して、認めて、整えて、落ち着けるような自由律川柳。定型の殻を破り、五・七・五に囚われないことで肩の力が抜けて幅も広がるような気がします。今日は少し趣を変えて、手帳の一部を抜粋してみました。チラリ・・とご一読頂ければ幸いです。

「本棚を見られるのが恥ずかしい」
「マンションとハイツの違い」
「稲川淳二が怖くない」
「1人だけ弁当のおかずが寄っている」
「傘持っているけど骨が折れている」
「雲の形を見ても何も思い浮かばない」
「エアコンと扇風機の二刀流」
「マスカラとアイラインの達人がいる」
「私のパイプ椅子だけガタガタしている」
「財布を小脇に抱えておさいふケータイ」
「新聞読みながら周りの空気を読む」
「流行のサングラスはまるで昆虫」
「お冷といってもこれは冷たすぎる」
「デーブ・スペクターから日本語を学ぶ」
「ふとんばさみがすぐ割れる」
「歴代総理で神経衰弱」
「青と紫の境目は人それぞれ」
「ドラッカーの顔が思い出せない」
「切れ味抜群は相手が判断するんだよ」
「クリスマスと元旦もう少し間隔空けてほしかった」
「スーツ姿もいいけれど私服も見てみたい」
「降水確率50%の傘の行方」
「秋と冬の人恋しさ」
「バスが並んでいるとまるで電車のよう」
「あの偉人と同じ年齢になりました」
「朝日も夕日も見届けた一日」
「しゃっくりが止まらなくて携帯に出られない」
「あなたのデスクに座ってみたいです」
「小さな手と大きな態度」
「そば屋にラーメンがあるなんて」
「髪切ったんだよと背中でアピールする」
「電器店をはしごする日曜日」
「黒電話の受話器の重さと話題の軽さ」
「やっぱり犬が好き」
「疲れたとくつろぐのは私の前だけでありますよう」
「全身黒づくめに守られた白い肌」
「ハイブリッドの無音さに驚き慌ててよける」

追記 季語や定型にこだわらずに書いたので「自由律川柳」となりましたが、
    捉えようによっては「自由律俳句」な部分もあるかと思います。
    その辺のボーダーラインがあまり分からないのでご了承を。

台風と台風の間を見計らって、今宵は満月。
月夜の代わりに雨夜となりそうですが、
しとしと・・ざーざー・・という雨音にのせて
ほうほう・・ふむふむ・・とペンを走らせるのもいとをかし。




 






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