ノルウェイの森。
先日「1Q84」を読み終えて間髪入れずに読み始めた「ノルウェイの森」。新松ケン様(旧は暴れん坊将軍)で映画化もされたし旦那も「一度は読んでみた方がいいよ」と言うのでワタシも遅ればせながら手に取ってみました。とは言ってもまだ読んでる途中なのだけれど今の所の率直な感想は「もっと早く読んでればよかった・・そうすればワタシの人生変わっていたかも・・」と思えるほどこの本の影響力は凄まじい!確実にワタシの感性に潤いを与えてくれました。本の内容や登場人物の魅力はワタシがとやかく言うまでもなくそして読んだ後の感想だとかは敢えて言いたくないほど。「ワタシの口から言葉にして発すれば発するほどこの感動とか感情とは遠ざかっていくようで・・」と村上文体にまんまと感化されてみたりして。そして唯一悲しいのが「本文中に出てくる景色などがワタシには全く馴染みが無い」ということ。「山の稜線」とか「草原」だとか「乳白色の霧」だとかを見たこともなければ肌で感じた事もなく。自分がその世界に入り込もうとしても「雑木林の中」だとか「空気がひやりとした」という文に差し掛かると途端に現実に引き戻されてしまう。それが何より悲しかった。その点、旦那はワタシより幸運だったと思う。旦那が最初に「ノルウェイの森」を目にしたのは大学時代の友人の本棚。旦那テイストに言うと「その友人の部屋に行くと本棚にいつも緑色と赤色の本が並べてあって。何て本?誰の作品?って聞くと、村上春樹の作品だよ、良かったら借りてもいいよと言うので、大学近くのアパートに住んでいた当時の俺は自分の部屋に戻って雪が降り積もる北海道でその本を始めて読んだんだ」って言いやがって。それ聞いたワタシ「ちくしょ~!羨ましいシチュエーションじゃねぇか!ってかもうその状況が村上作品にありそうだしぃ~!」って思って悔しかったっす。なので恐らく旦那は「山の稜線」や「乳白色の霧」なんて文章もスラスラと読んではその世界に入り込んで行ったのでしょう、それこそノルウェイの森に!・・でもワタシも更に森に入り込みやすいように早速今日にでも「Norwegian wood」という曲を探しに行こうっと~。でもその曲って、ずうとるび?ビートルズ?
関連記事