カメラ女子。
アラーキーやキシンの写真集は何度か手に取りざっくり見たことはあるけれども、凡人のワタシにはそれこそどこにピントを合わせればいいのやら、何を共感すればいいのやら、とんと分からなかった。そしてどちらかというと巨匠の写真よりは何気ない日常の記録写真の方がワタシの心にはスッと入ってくれて記憶に残ってくれたような気がしていた。でもハッと目の覚めるような広告写真を見る度に「あんな写真どうやって撮るんだろう」と思ったり、あの戦場カメラマンのように「伝えるべき事実」を突きつけられる写真はどんな言葉よりもストレートに的確に強く人の心を揺さぶる。そして「伝えるべきものは何だろう、残すべきものはなんだろう・・」と考えた時にカメラは強力なアイテムとなりその力を発揮することを初めて知った。それまでは単なる記録用のアイテムだと思っていたカメラ。「決定的瞬間」だとか「この時とあの時の比較」とか「将来の息子娘の結婚式ビデオレター提供用」とかいう意識で撮っていた写真とはまた違う感覚、異なる視点で写真を撮りたいという思いは沸々とワタシのどこかにあったかもしれない。でもそれには「技術と知識と一眼レフ」という三種の神器が必要らしい。・・しかし家電量販店を「どれどれ~」と覗き値札を見ると「Oh!トゥーエクスペンシィブッ!」そんなお金あったらワタシは小雪肌になれるSk-Ⅱをライン買いするわ~と思っていた矢先、ウチの旦那は意を決して自分のポケットマネーでステキなカメラをお買い上げ~。そしてご相伴に預かりワタシも慣れない手つきでカメラを操作してみると、た、た、たのすぃ~!すべてオートでできちゃうこれまでのデジカメとはまた違った楽しみがっ。そしてカメラ用語無知なワタシがついつい脱線してしまいそうになる用語が「被写体」とか「露出」とか「絞り」とかいう写真専門用語の数々。何だかハレンチな想像をしてしまうのはワタシだけ?そして「感度」って~!Oh!ハレンチ~。・・かなり主旨から外れたもののそんなこんなでますます興味が沸いてきたこのピクチャーワールド。遅ればせならがワタシも宮崎あおい嬢のようなカメラ女子になって一眼レフ首からぶら下げながら近所をお散歩しちゃおうっかな。それとも「深夜の密会激写!」な番記者魂でフライデースクープ狙っちゃおうっかな~。でも今のワタシはヘアスタイルといいポジションといいシャッターを切るタイミングといい「元祖・カメラ女子」の林家パー子師匠に近いような・・
もぅ~ヤーダ!ホ~ホ~パシャッパシャパシャ!
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