誕生日。

おかっぱ

2012年11月13日 04:50

先日、無事に43歳の誕生日を迎えた旦那。「誕生日だからいいよね?」と遠慮がちにメガネを新調した旦那。視力は裸眼で0.04という“シャーペンの芯でももう少し太い”数字は生活する上でもやはり大変でしょう。これまで愛用していたメガネは、キテレツ大百科に登場する勉三(べんぞう)さんのような通称“ビンの底メガネ”。そして新調したのは往年の大橋巨泉のような黒フレームの“倍率ドンメガネ”言い換えて“はっぱふみふみメガネ”でも可。いずれにしても「はらたいら(旦那)さんに全部!」と掛けてみたくなる装いに仕上がりました。そして誕生日ケーキは予告通りにクリームチーズとマスカルポーネチーズたっぷりのティラミス。食事も“里芋の煮っころがし”や“アジのフライ”や副菜という純和風で。それ以外は何にも特別なことをすることが無いままに“翌日の仕事を考えた平日の大人の誕生日”は過ぎていきました。「誕生日くらいは好きなコトをしてもいいよね?」とこれまた遠慮がちに自分用にガンダムプラモデルを買ってきて、幼少期に戻ったかのようにせっせと小さなパーツを組み立てていた旦那。その後ろ姿を見ていると日頃の苦労が忍ばれては、ワタシの不甲斐なさを痛感してしまいました。「お互いにもっと好きなコトしようね」と一緒に居るはずなのに現実はそんなに甘くない。生活に潰されそうな目標や夢をどうにか集めては育てる毎日です。そして必死に日々を生きている旦那を側で見ていると、一人の人間として尊敬せずにはいられません。社会で生きていくと常に上を目指すことを良しとする世界があって。人を道具として捉えていたり、一つ一つの行動を打算的に生きている人もいます。上を見るあまりに横を押しのけ、下を踏み潰している。手段として人を扱い、そこに感情は伴っていない。そういう人や社会に押しのけられても踏み潰されても、黙って立ち上がろうとする。理不尽な現実をどうにか自分の力に変える。そのひたむきさはもはや才能です。未だに旦那を名前で呼べないくらいに恥ずかしがり屋なワタシですけど、お弁当とご飯とケーキくらいは作れるので、これからもどうぞごひいきに。そして誕生日おめでとう。・・あの、因みに師走始めにはワタシも誕生日なのでそこんとこヨロシク哀愁~。欲しいものはねアレとコレと・・


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