2013年07月07日
祝・一周年。
みなさん覚えておりますでしょうか。いや、きっと誰も覚えていないでしょう。昨年の今頃、独立記念日で賑わっていたあくる日。ワタシの車の上にこのようにシーサーがいた、という奇々怪々な日からおかげさまで早1年が過ぎました。誰が置いていったのか未だに分からないまま、シーサー君はワタシよりもワタシの車に乗っており、とうとう車検もシーサー君と一緒に1回通してしまいました。思えば昨年は、神宮にシーサーを納めようとしたものの断わられ、捨てることも心苦しく断念。他に何かよい手立てはないものか・・と常に考えてはいるものの、現在もシーサー君は車の助手席下に鎮座している次第です。運転中あわててブレーキを踏むと「ゴロ~ン・・」と鈍い音と共に車内を転がるゴツゴツ漆喰オブジェ。知人を車に乗せれば「どうして車にこんなものが?」と100%質問をうけ、その度に「かくかくしかじかで・・」と一から説明する日々。ある方には「これって逆にあなたが泥棒になっている、とも言えるわよ。だってよその家の門番シーサーだったら、ここにあるって事は窃盗物だもの」と、恐ろしいことをサラッと言ってくれました。一理あるかもしれませんが、これ以上は恐ろしくて探求できません。重さ2キロ以上ある現物以上に、心にのしかかっている事態。いずれにしても、現在も1年間車の守り神となり、いつ持ち主が現れてもいい状態で保管しております。心当たりのかた、どうぞご一報くださいませ。
困ったことに、ずっと側にいると愛着というものが沸いてしまって、ワタシはきっともうシーサー君を手放せない。よくよく見ると目の部分が欠けていたり、シッポが折れていたりするんだけど、それもまた愛おしい。そしてもう一つ、シーサー君には驚くべき事実がありまして。それは、幸せを運んでくれるんです。シーサー君がワタシの手元にきてからというもの、なんだか調子がいい。ずっと憧れていた方にも会えたんです。あまりのアメージングに「これって、シーサー君のおかげ?」と思ったときからもうシーサー君ではなくシーサー様。「また会えますように」と手を合わせたりして、すっかり崇めています。いずれにしても、シーサーパワーおそるべし。今では「きっと自らの意思で来てくれたのね」と信じ、感謝する日々です。
年を重ねてくると、自分の思うままに「これは、いる」「これは、いらない」と選別しては、必要不必要の観点だけで物を選んでしまいがちですが、いやおうなしにナゼかある、という状況もわりと新鮮なものです。ちょっとした心の余裕や、ままならない受け身の隙間に、思わぬラッキーやシアワセがあるような気もします。そして今日は七夕ですね。夜空を見れば、花火に天の川に願いごと。そして青空にはシーサーがよく映える。なんてロマンティックでso!ウチナー。

Posted by おかっぱ at 09:02│Comments(0)
│ワタシノシュミ