丘のむこう。

おかっぱ

2013年04月29日 07:27


月がキレイだった土曜日の夜、安保の丘と呼ばれる場所へ行きました。夜12時を過ぎた頃だったのでひと気もなく風も冷たくて、景色は閑散としていて、かなり心細くて怖かったです。あまりに怖かったので矢野顕子さんカバーバージョンで“丘を越えて”を鼻歌まじりに歌いながら、目の前に広がる丘をただ見つめていました。

日中にこの丘を訪れるといろいろなものが見えますよね。そりゃ、見るために足を運んでるんだから当然です。この日初めて夜に訪れたんですが思いのほか眺めが良くて、気分よくリフレッシュできたんです。普段だと一面に広がるアスファルトや、その上を飛行する機体や、ここにこれがある意味なんてものに過剰なまでに反応しちゃったり、考えちゃったりしますからね。静かな夜だと、そんなものを一切省いた「昔のこのあたりはどういう風景だったんだろう」とか「将来は金網じゃなく花や樹で囲われてるといいな」なんて夢や画がモクモク膨らみます。

不謹慎だと言われたり、白い目で見られるかもしれませんが、ワタシはまたここへ来るとき“丘を越えて”の歌詞を頭に浮かべながらこの景色を眺めると思います。いつも眉間にシワを寄せてレンズを覗いたりするばかりでしたが♪おっか~を~こえ~てゆっこうよ~♪と、スタッカート利かせて歌うと、だんだんと気分軽やかに、心なしが顔まで矢野顕子のような菩薩顔になれたような気がしてくるから、不思議ですよね。どこでも、どんな時でも、笑顔で軽やかに柔軟にいきたいものですね♪いっざゆけ~はるか希望の丘をこえて~♪

 

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