旅の途中。

おかっぱ

2013年06月20日 16:43


台風と台風の間をすり抜けて、旅行に行ってきました。沖縄を少し離れている間に梅雨は明け、セミの鳴き声もあちこちから聞こえるようになっていました。行きは意気揚々と元気たっぷりでしたが、帰りの飛行機ではあれこれと思い出に浸りながら、帰りたいような帰りたくないような。日常に戻るまでのひとときはあっという間、機内では澄みきった雲の上を眺めてばかりいました。

日常をせわしなく過ごしていると、自分が何者なのか、どうしてそこで生活しているのか、なんて考える余裕もありませんよね。けれども他県へ行ったり、異文化に触れたりすると、人とのふれあいで自分を知ることがあります。ただ無心ではしゃいでいる自分がいたり、見るものすべてに新鮮さを感じたり、これまで知らなかったことを知った、という喜びにつくづく感激します。旅行のプランもあるようでないもの。事前の情報も知識も、実際に自らの足で歩き、目で見るものに勝るものはありません。気持ちも行動もだいぶ縮こまっていたワタシも、すっかり今回の旅行で「だいだらぼっちのように足あと、手あとを日本中に残してみたいなぁ」と気持ちも体も大きくどっしりとしてしまいました。

おいしいもの、たのしいこと、ステキな場所。どれもこれもが刺激的で、新鮮でした。そしてどんな場所にいっても、美しい風景をみても、やっぱり印象に残るのは、そこにいる人。楽しそうに街を歩く観光客。真剣な眼差しで仕事をしている職人さん。駅前をすごいスピードで歩くサラリーマン。どこにいっても人が街を活気づけるし、表情が景色を彩るんだな、と思いました。沖縄もそういった人や笑顔で溢れているし、ワタシもずっとその一員でありたい。

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