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2013年02月27日

オートミールスコーン。

忙しい時に限って、余計なことをはじめたくなるという悪いクセ。ホントはお菓子なんか作ってる場合じゃないのに、無性にボールと泡だて器でシャカシャカしたくなったら、もう止められない。しかもマフィンがオーブンの中で照らされ、熱せられて、膨らんでいく様子まですべて見届けてしまいました。おかげで今日は昨日の分まで巻き返しをはからなければならない・・けれどもそんな時にもまた、他のことをしたくなる症状が出てしまうかも・・あぁ、本屋に忍び込んでひっそり立ち読みして、本棚と同化してしまいたいなぁ。

突然ではありますが、すごく体の力が抜ける話をここでひとつ。
ワタシが育った離島は、とても田舎で、時間が止まったような感覚を味わえる場所。そんな場所にこの間、ワタシの友達が里帰りをしたそうです。夜の8時には集落の店も閉まり、民家の明かりも消えはじめるという、どこかの厳しい寮生活のような習慣が根付いている土地。そんな土地で彼女はある時、海に行きたいと彼女の弟と家を出たそうです。車を走らせしばらくすると飲み物が欲しくなったそうな。でも店はとっくに閉店ガラガラ~、周りを見渡しても街灯の明かりさえも無い。明かりを求めてさまよい、とあるマチヤー小に車を停め、入り口の前にある自動販売機で缶ジュースを買おうと110円を入れ、ボタンをポチッと押したら「ガラガラガラガラ~」とけたたましい音と共に缶ジュースがドバドバとエンドレスに出てきたそうです。その自動販売機は壊れていて、110円でそのジュースの在庫全てが流出したようで、二人がかりでも抱えきれないほどのジュースが出きったとき“売り切れ”とジュースの押しボタンがピカッと光ったそうです・・懲りずにそのまま、他の銘柄のジュースを110円入れて買ったらどうなるだろうか・・と思うと、気になって仕方がなくて、そのためだけに実家に帰って確かめてこようか、と少し真剣に考えてしまいました。

そのマチヤー小は、ワタシが小さい頃からある商店で、そんなブロークンな自動販売機があっても納得なほど、自由で大らか(テーゲー)で昔ながらの風情が未だに残っているステキなストアー。それを知っているだけに、情景が浮かんできては、ワタシは腹を抱えて笑いました。たくさん笑って体のコリがほぐれました。心なしか気持ちまで軽くなったような気がして、嬉しくなりました。そういうエピソードっていいですよね。ローカルネタといいましょうか。毎日あくせく働いているときに、ふとこの話を思い出すだけでほんわか空気に包まれてニンマリしてしまいます。

今日は雨模様のお天気ですね。雨降って地固まる、な雨であってほしいですけれども。空も海も、その向こう側ばかりが気になって仕方がないけれど、みんなもワタシも地上でがんばりましょう~。
オートミールスコーン。


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Posted by おかっぱ at 07:38│Comments(0)タベモノ
 
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