ころこりほりほる2

普段は利用しないモノレールに乗って
ふいに空港へ行ってみました
ここに来るときはいつも時間に追われてるので
いつかゆっくり観察したいな、と
前から思っていました
手ぶらでチケットも持たずに
のんびり飛行機を眺めたり
行きかう観光客を見て過ごしていました

私は２Ｆのお土産フロアが好きで
行くたびにウロウロまわっては
試食したり、空港限定のお菓子をチェックしたり
試食したり（またかいっ）するのですが、
あれ？こんなだっけ？と
以前とは違う様子に気づいたんです

それは、お土産を買う人がいない、ということ
今は、事前にお土産だけを買っておいて
購入店から発送できる店舗が増えたり、
もし買いそびれても後日ネットで注文できるので
ことさら急いで買う必要もなく
手荷物いっぱいであたふたするよりも
まとめて送っちゃえ～が主流なのでしょう

冷静にあたりを見回せば
ほとんどお土産屋に寄りつかない観光客ばかり
香水もＤＦＳで買えるし
かさばる箱菓子には目もくれない
キーホルダーやネックレスは
陳列棚で“ゴールデンゾーン”と呼ばれる
手に取りやすいスペースにありながら
ときどき揺れてチラチラ光るだけ

明るく丁寧に商品説明したであろう
売り子さんもやっぱりどこか違う
手持ちぶさた感がいなめない
きっと饒舌にコミュニケーションをとりながら
観光客を楽しませるはずなのに
それができない寂しさに
包まれているようでした

いつでもどこからでも買える
便利な環境になったけれど
そのしわ寄せが空港の一角に見えたようで
なんだかな～と思っていました

帰りに買ったスッパイマンと
県産の塩おかきが
よけいにしょっぱく感じたような。