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2011年02月28日

無視できない。

週末、ワタシら家族はとある大衆食堂へ行きました。店に入った時間帯はランチタイムをとうに過ぎていて、人もまばらで店内は快適。そして注文して出てきた食事は許容量を遥かに超えるボリューム!まるで「オバーのカメーカメー攻撃」のような量にワタシの胃袋は完璧に完敗し、満腹すぎてしばらくそこを動けない状態に・・そんな時ワタシら家族の隣りのテーブルに男の子二人がダッシュで走って来てドン!と座り始めた。そしてまるで自分ん家のような扱いでテーブルに持っていたカバンを放り投げたり許可なく店内の備品を移動したりしている。そして問題は保護者が後からやって来る気配が無い事。でもその子供二人はそんな事は気にも留めず慣れた様子でメニューを品定めし値段の比較をし店員に注文をし前会計を済ませた後、セルフサービスの水をテーブルに運んだりしている・・1人の子は小学校低学年くらいの背丈で見た目はかなりウーマクー風の後ろ髪だけ伸ばしてます系。そしてもう1人の子は4~5歳くらいで大人しい印象の子で恐らくこの二人は兄弟で何度かこの店に二人だけで昼食を食べに来ている様子だった。お兄ちゃんの首からは携帯電話がぶら提げられていてその携帯からはスピーカーで「浜崎あゆみ」の曲がガンガンでヘビーローテーションで店内に鳴り響いている。「後ろ髪」と「浜崎あゆみ」なんてもう王道にして最強のタッグでしょ・・と思いながらワタシは居てもたってもいられずにその子らに「ねぇ、二人でご飯食べに来たの?」と聞くと「うん!そうだよ!」と。あたかもそれが当たり前のように。もう、そんなパンチの効いた見た目とは裏腹に、そんな無垢な返事をされると、1人の大人としては「あぁ~そうなんだぁ~偉いね」としか言えなかった。でも子を持つ親としては「子供二人で外食はまだ早い!」と明確に感じる。でもそれぞれの家庭環境に子供らは必死に順応していかないと生きていけないのはワタシは身に染みて解る。それだけにその子らを見ていると切ない気持ちや応援する気持ちや心配する気持ちが溢れてきてしまって。でもワタシの目にはその子らはその大衆食堂のなかで一番「たくましく」見えました・・そんな複雑な目で隣りのテーブルからその子らを凝視していたワタシ。その目線に気付いたお兄ちゃんがワタシを見るなり一言「おばさんさぁ、お腹に赤ちゃん入ってるの?」だと・・その一言でワタシはフリーズしその横で肩を震わせて笑いをこらえる旦那。そして無垢な瞳でその少年はワタシの答えを待っている。「違うんだよぉ~お腹に赤ちゃんはいないよぉ~お腹一杯で膨らんでいるだけだよぉ・・」というのが精一杯だった・・そして店を出てもなお肩の震えが止まらない旦那を見た息子が「パパどうしたの?笑っているの?」と聞くと旦那は息子に「いや、泣いているんだよ~悲しくて~」と言いながら涙を流して大爆笑していた・・その店を後にしたワタシはもう満腹だし悲しいし発言苛立つしでもあの子らが心配だしでもう終始無言・・でもあの子らの境遇も発言もワタシ的には「無視できない」です!今度会った時には1人の大人として「大らかな心」と「スリムな体」で接したいと思います!無視できない。



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Posted by おかっぱ at 07:24│Comments(0)キュウジツ
 
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