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2011年08月23日

「住む」と「暮らす」

行ってきました、故郷へ。近くにあるのになかなか帰らないとこがミソの故郷へ。およそ2年振りに帰ったというのに寸分たりとも変わらない実家と周りの風景。「時間の無い島」と観光のキャッチコピーにしているだけあって本当に時間が止まっているようなゆったりのんびり感。ワタシなんか車運転していても時速20kmくらいしかスピード出せなかったもんね。前にも後ろにも車も居なけりゃ人も居ない・・お昼の2時なのに。クラクションも鳴らされなければ、対向車も数える程度。後部座席の旦那も「遅っ!」と何回かはツッコミ入れてたけど、後は次第にそのスピードに慣れてたもんね。田舎モノのDNAが田舎モノのDNAと一緒になってThat`s!カントリーに来てるんだから、首にも心にも負荷の無い優しいドライブしましょうよ、ってハナシですよ。ムチ打ちにならないようにしましょうよってね、冬はツライらしいよってね。そしてワタシが故郷に帰るとついつい思い出してしまうのがE氏と出会った頃のコト。実はワタシとE氏はワタシの故郷で出会ったんです。そこで友人になってそっからマイ・ロング・ラブ・ストーリーが始まるのですが、その時にはまさかメオトになるとは思ってなかったもんで。そう、E氏とは今の旦那のことでやんす。E氏にはその頃から言いたい放題思ったことをぶちまけては、討論番組さながらの小競り合いを日課にしていたんですね、今以上に。そんな時にE氏に「このままここで実家に住みながら仕事続けるの?」と質問された時に「いや、もう出ます。ここは住める所だけど暮らす所ではない」と言った記憶がありまして。モテ路線狙うなら「えぇ~?お嫁に行くまでに考えよっかな?」と答えるだろうに。そして冷静に考えれば生まれ育った故郷をそんなに切り捨てるような言い方しなくても、と思ったり。でも実際、ワタシの故郷というのは自然がそのまま残る風光明媚な土地ではあるけれども何せ仕事が足りない。医療が足りない。教育が足りない。出会いが足りない。今もその現状は変わっていなくて。若かりし頃には「一時ならいいけれど、ずっとはムリ」という意味でそんな発言をしたんだと思いますが、今もワタシのキモチは変わっていなくて。でもそんな中で同級生などは一生懸命地域に子孫を残し、年中行事を率先して行う立場になっていき、あの頃の大人がそうしていたように脈々と目に見えないものを引き継いでいく姿を見ていると、何だか胸に込み上げてくるものがありました。「何もないと思っているところにこそ何かがある」んだな、と30超えて初めて気が付きました。こんな夕焼けの景色もここではなかなか見れないもんなぁ・・何だか色々考えさせられた今回の帰省でした。そしてずっと紫外線を浴びていた旦那と息子は日焼けで体中真っ赤になってまるで「沖縄はじめて来ちゃいました~」な観光客。もうこうなったら栄町通りに行って天ぷら買ってきなさい~。マイナ~でウチナーンチュってバレバレ~。でも、故郷に帰ると「ワタシの暮らすトコはドコなんだろう」って考え込んじゃうんだよね。昔よく明言していた「一生遊牧民」ってのも何だか現実的じゃなくなってきたしな~。そして「住む」と「暮らす」に違いはあるんだろうか?悩ましい・・
「住む」と「暮らす」


タグ :夏休み故郷

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Posted by おかっぱ at 16:37│Comments(0)キュウジツ
 
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