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2012年03月16日

スイミーなヤツら。

去年の4月、息子が小学校に入学して間もない頃。一人のママさんから「ねぇ、絵本の読み聞かせやってみたら?」と言われた。そして「ムリ、無理、絶対むり~。大人数の前に出て本を読むなんて。家でも寝る前の読み聞かせは旦那に任せてるんだから!」と言って頑なに拒否していたワタシ。でも将来「食わず嫌いの頑固ババァ」にはなりたくなかったので後日、晴れて息子のクラスの読み聞かせメンバーになったワタシ。そしてこの一年間、月一ペースでワタシの読み聞かせの当番は回ってきていた。そして手元の資料によると(んなもんないに決まってる)読んだ絵本は述べ35冊、そして子供心をわしづかみにするために出したなぞなぞは数知れず。子供たちと段々と打ち解けていくのに比例して「声が聞こえません~」というお叱りの声や「これ、別のお母さんが読んでました~!」という手前共のミスなどもありーの、ワタシも日々「どうやったら子供たちの心に残る絵本を選べるだろうか」と試行錯誤させて頂きました・・そして昨日がその絵本読み聞かせの最後の日。初めの頃は、教壇の前に立つやいなや、絵本も読まずに、教師を夢見ていた過去の思いを抱き感慨深く「あぁ・・まるでティーチャーな気分~夢叶ったわ~」なんてうわの空だったりもしたけれど、最後はやっぱり涙がこぼれそうになったり・・でも絵本のタイトルが「はしるチンチン」だったのでワタシが教室中に響き渡る声で「チンチ~ン!」と言う度にクラス中が大爆笑だったりして。こうしてホントに楽しかった1年間の絵本読み聞かせのミッションは無事完了しました。そして最後には一人一人に「よみきかせをきちんときいてくれてありがとう」の言葉を添えたメッセージカードをプレゼント。そしてそれぞれの似顔絵を描いたのが好評で、最後はみんな照れくさそうにしながらも「ありがとう~」と言ってくれました。でもホントはこちらこそありがとうです。30人のキッズらが一斉にこっちを見ている眼差しは決して忘れませんよ。圧倒的なパワーと純粋な目とどんどん吸収していく能力はやっぱり子供には勝てないな、と思いながらワタシもまたガンバロウ!といつも勇気をもらっていました。一人ひとりの才能と潜在的な力と未知の可能性を秘めてこれからもたくさん遊んでたくさん勉強してたくさん思い出作ってね~。みんなで助け合う姿勢と仲間を大切にする心を忘れない1年〇組のみんなはまるで絵本スイミーのようでした。これからもみんなで大海原をスイスイ泳ぐんだぞ~。
 スイミーなヤツら。


タグ :絵本子育て

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Posted by おかっぱ at 05:41│Comments(0)ニチジョウ
 
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