2012年04月30日
こんぺいとう。
家族みんなで行ってきました、昨日の豪雨な「きとねいち」。直前まで「やるのか?やらないのか?」と不安だったが到着したら人、ひと、ヒト~!の嵐。そして傘、かさ、カッパ~!のカラフルさが雑多な雰囲気を少し和らげてくれてはいるが相変わらず天気カンケイ無く毎回大盛況で人混みニガテなワタシは少し覚悟が要る。「でもいいよ、いいよっ。むしろ望むところよっ」と意気揚々と参戦したまではいいけれど雨で地面の土はドロッドロッ、そしてワタシのサンダル参戦は完全に失敗だったと嘆く。サンダルの底には水分たっぷりのドッシリとした赤土が引っ付いて取れないし、その重さに「一昔前、女子が皆アムラーがだった頃はこんな重さの厚底ブーツを履いたっけな・・」と懐かしの1990年代を思い出してはトリップしたり。そして戻ったと思ったら今日は「雨の残波岬」か、まるで演歌だな・・と思いながら濁った西海岸の海を眺めたりして。そんなこんなで一人で脱線しながらノッシノッシとかっぽしていたが、足を止めると一つ一つのテントにはそれはそれはステキな一品が所狭しと並んでいました。丁寧に作られたお菓子や雑貨もあれば、こんな日にピッタリなホットなコーヒーや軽食があったり。でも今回はワタシのなかでテーマがあり、それは「行列に惑わされるな!直感で選べ!」でした。今回のミッションは食欲を満たすモノじゃなく、いいなと思ったモノを迷わず買え!だったんです。なので「フェルトで作ったヤンバルクイナのワッペン」もその可愛さに見惚れて即買いしちゃったし、ずっと欲しかった「リネンのシャツ」も値段は可愛くないが買っちゃいました。そして今回の密かな大当たりがこの「陶器のエヘン虫」この形の陶器がそのブースには大小いくつもあったのですが、ワタシが「こんぺいとうみたい・・」とボソッと呟いたら店主の方は「そうなんです、小さいものはまさしくこんぺいとうという名前なんですよ」と優しく説明してくれました。そしてワタシは直感でこの薄いモスグリーンのこんぺいとうを一個お買い上げ。一見すると何に使うか迷うようなこのこんぺいとうは店主の方によると「スティックのお香をさして置くのもいいですし、メモなどの重しにもなりますよ」と言っていたのですが、ワタシは初めから違う目的で使おうと心に決めていました。それはワタシのこうべいとう魂の象徴にしようと思ったんです。近頃どうにも自らの性分に自分で嫌気がさしたり、気質的に尖ったり凹んだりするところがどうにもうまく収まらないことにイライラが募っていたんです。丸くしたいのにぃ~ってね。・・でもある時「じゃ、いっそ尖ったトコ伸ばしちゃえば?」という天の声が。それは伊藤アナでもなければ、南海の山ちゃんでもなく、まさしくワタシの心の声でした。「年を重ねるごとに性格は丸くなる」という人生の先輩の意見や、それを裏切らない通例を見ていると「ワタシが間違っているのか?」とズレに苦しんでいたんです。でも「もういいや、ワタシこんぺいとうになる!」と決めたのはこの陶器を見つめてから。見た目はカワイイが触るとイボイボして痛かったり、甘いから食べ過ぎると体に悪かったり虫歯や血糖値が上がりすぎるというのも程よくポイズンでいいんじゃないか、と。ワタシもそんな感じでいいんじゃないか、と思ったりして。そうは問屋が卸さないぃ~!と旦那に言われるまではこのまま突っ走っちゃえ~。


Posted by おかっぱ at 18:31│Comments(0)
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