2013年08月19日
waterfall.
おおぎみの道の駅へ行きました。到着したのは午後4時過ぎで、駐車場にはワタシ達の車が一台だけ。車を降りるとすぐに店前に並んでいたパイナポーの香りが漂ってきて、つられるかのように店内へ。入ると売店な雰囲気のフロアには土産物と日用品が無造作に陳列されていて、小銭を持っておつかいにきた感覚をふっと思い出しました。道の駅2階にある和蕎麦屋さんの階段を上がると、思いもよらぬところでこの滝に出会えます。その店の十割そばは美味しくて優しくて繊細。沖縄ではなかなか味わえないそば湯もほっこり堪能できますし、滝にも癒されてとっても満足でした。
うれしい、かなしい、さみしい、すき、きらい、あれがしたい、これもしたい、などなど。感情や欲求を面と向かって誰かに口にすることが極度に苦手なワタシ。いつからこうなったんでしょうか、よく分かりません。けれども、この滝を前にしばらく立っていたとき、すがすがしいくらいに自分の感情がスッと出てきたんです。つらつらと流れる水を見ていると、自分の思いも、ぽろぽろぽろ・・とこぼれてきたんです。岩肌にそって軽やかにすべりおちる水をみていると、モーグル競技を思い出しては一瞬ひんやりと涼しい景色を重ねあわせたりしていました。
正直に生きているつもりでも、ごまかしてとりつくろってその場を切り抜けることもあります。うそはつかなくても、ほんとうのことを口にするのは結構少なくてむずかしいものです。本音を言えばきっと波風が立つ。争うくらいなら正論だって異論だってひっこめてしまうんです。どうしたらいいんでしょうか。熱くてヤケドさせそうな言葉は、常温になるまで胸にしまっておくべきなのでしょうか。それとも冷めるのをただ待つだけでしょうか。そんなことを滝に向かってひとり相談していました。こと細かい内容は滝とワタシだけの秘密。

Posted by おかっぱ at 05:30│Comments(0)
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