てぃーだブログ › ころこりほりほる2 › キュウジツ › 辺野古の風。

2013年09月17日

辺野古の風。

辺野古にいきました。目の前をスッとよぎってはすぐに消えてしまう風と思い。ただみているだけじゃなく、つかまえてみたいです。手にとって、肌でかんじたいです。すべてはあっという間に変わってしまうから。

海をまもりたい。
自然をまもりたい。
ジュゴンをまもりたい。
人々の生活をまもりたい。

ひしひしとその思いは感じます。どれほど大切か、かけがえのないものか。ワタシの想像なんて取るに足らないくらい、守って、必死に守り抜いて、今があるのでしょう。

けれども、まもっているものがいつまでもあるとは限りません。必死にまもっていたものはスルスルと指の間を通りぬけ、手をはなれ、あっという間にどこかへ行ってしまうかもしれません。守っているものも、きっと生きているのです。手をのばし、たぐり寄せ、ワタシがつかまえたのはその思いでした。

必死に守っていたものが手元をはなれたとき、消えてしまったとき、思いだけがとり残されてしまったとき。人はどうなるのでしょう。思いはあたたかく、そして優しいものです。けれども、思いもよらぬことに触れると化学反応をおこし、まったく別の物に変わってしまうでしょう。思いも生きているのです。大切で、あたたかくて、やさしい思いも、時におそろしくて、あやういものになってしまう。

それは生きているすべてのものに起こりうること。
 
それをおそれず、受け入れたい。
そういうこともある、と知ること。
とてもこわいけれど、きっと大切なこと。

まもっていくことは、かわりつづけていくこと。

「すべては変わっているんだよ、
すべては生きているんだよ」

辺野古でスッとよぎった風がそうささやいていました。
とても心地よくてやさしい風でした。
辺野古の風。



同じカテゴリー(キュウジツ)の記事
約1年ぶり。
約1年ぶり。(2016-06-12 22:23)

holiday.
holiday.(2015-05-19 07:14)

5月3日
5月3日(2015-05-04 10:56)

北部ドライブ。
北部ドライブ。(2015-04-26 16:31)

奥武島。
奥武島。(2015-03-25 11:07)

Airport.
Airport.(2015-03-04 08:54)


Posted by おかっぱ at 04:28│Comments(0)キュウジツ
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。