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2012年12月10日

こんにゃくフュージョン。

今年の誕生日は最高に嬉しかった。プレゼントの数々が胸を打ちました。ワタシもがんばろう、と励まされました。まず、見た瞬間思わず笑ったのが“ネットショッピングのギフト券”これは「いい加減あなたもポチッとしなさい」という旦那の後押しでしょう。そして以前、このブログでも話題に出した「理科系の作文技術」と「文章読本」の2冊に、プラス「日本語練習帳」と「てにをは辞典」の2冊を加えた計4冊の書籍。この4冊のお陰でワタシは当分睡眠不足になりそうです。そして一人ひとりから頂いた愛情たっぷりの手紙。娘ちゃんと息子は似顔絵やイラストが添えてあって筆跡に個性が溢れていて素晴らしい。そして今年は旦那からも便箋3枚にしたためられた言葉を頂きました。綴られた言葉の一語一句はとても丁寧で真摯で愛情に溢れています。今回、本人の了承を得て手紙の一部を抜粋したのでご一読ください。

「こころを伝える文章表現において言葉は“道具”といえます。
道具をつかいこなすにはまず、適切な使い方を知らなければなりません。たとえば、こんにゃくを食べたいとしましょう。大きなブロックのままでは食べにくいのでひとくち大に切りますよね。
あなたは、こんにゃくをおいしく食べるなら手でちぎるほうがいいと知っている。包丁でスパッと切るより表面がガタガタになって出汁が絡みやすいから。だからこんにゃくを「手でちぎろう」と判断するわけです。これは手という道具と、それから、包丁という道具がそれぞれどう作用するかをよく知っているからこそ判断できることです。結果、こんにゃくはおいしく仕上がります。
同じように、あなたが、今よりももっと言葉という道具を知り、もっと言葉という道具になじむことができれば、生み出される表現も今よりももっと豊かなものになるに違いありません。・・味のしみたこんにゃくのように。」

ワタシはこれまで正しい日本語を知らないままに社会で生きてきて、苦労しました。そしてその経験は、少なからず誰にも思い当たるはず。「日本人でありながら正しい日本語を知らない」という現実を知ったときに、自然と「一から勉強したい」と思ったのです。そして素敵な日本語を知るたびに感動があり、自分の思いを的確な言葉で伝える人に憧れを抱きました。そして今は目標とし“言葉を道具として上手く正しく使いたい”と思っています。

“てにをは辞典”の帯には「ことばの野原を散歩してみませんか?」と書いてあります。散歩していると色々な発見があります。散歩するとご近所さんと挨拶を交わし、交流が生まれます。はじめましての方との会話も楽しいですよね。人にはそれぞれ独自の言葉と個性があります。会話をすることは相手を知ること、自分を伝えること。意志の疎通がうまくいく時はまるでフュージョンするかのよう。
こんにゃくフュージョン。


タグ :誕生日

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Posted by おかっぱ at 06:16│Comments(0)カゾク
 
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