2010年07月23日
絵本。
小説を読むには時間が無さ過ぎて、雑誌をめくっても憧ればかりが募り、書店で平積みされている啓発本や名言集などにはイマイチ手が伸びないワタシが唯一継続して読んでいるのが「絵本」。近頃は子供に読み聞かせる用ではなく、もっぱら自分用に絵本を借りたり買ったりしている。どんなに年を重ねても、人生経験が豊富でも、絵本のストーリー展開や結末を想像出来る人はいないだろう。そこが絵本の醍醐味であり、面白い所であり、ワタシが読み続けられる理由だと思う。大人になると無意識に結末ばかりを気にしたり、ページを飛ばしたり、速読してなんぼ、数をこなしてなんぼ、なんてことが多くなってくる。ワタシもそんな大人のひとり。本屋で立ち読みしていて、ストーリーのテンポが落ちてくると最後の結末のページを読んで終わったり、目次やあとがきで満足して本を閉じたり。でも絵本はそうはいかない。じっくり絵を眺めたり、緩急つけて話を読んだりしないと内容や作者の思いを理解できないのだ。子供の純粋な心で解釈すると大人の感想とはまた一味違ってくるのも絵本のスゴさ。大人になってから絵本の世界に足を踏み入れる・・というのもなかなかいいもんです。

Posted by おかっぱ at 12:06│Comments(0)
│アタマノナカ