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2013年02月13日

西へ東へ。

去った連休、お弁当こしらえて北部へ行きました。宜野座キャンプをすり抜けて、名護のキャンプをチラ見して、八重岳の桜に会いに行きました。樹にしなだれかかるような桜もまたうつくしや。その後もためらいなく北上し、道の駅を「ほぅほぅほぅ~」と物色し、辿り着いたのは辺戸岬。その日はとても寒くて、霧雨も止まず、景色のすべてがグレーに見えました。こしらえたかき揚げおにぎりもサンドイッチもサーターアンダギーも灰色の景色を眺めながら食べました。物寂しい景色の塩味がアクセント、それもまたたのしからずや。辺戸岬に来た名目は「この時期限定のクジラに会えるかも」という理由でした。ざっと10年以上前、実際にこの場所でワタシはクジラが目の前をプシュ~っと回遊するのをジーッと観察していた記憶があるんです。その“思いもよらないラッキー”にもう一度会いたかったんです。もしかしたらクジラでなくともよかったのかもしれません。普段の生活から外れた行動をすることで起こりうる“ごほうびのようなラッキー”を待っていただけなのかもしれません。

辺戸岬の帰り道はいつも、東側の森林豊かなルートから帰るか、それとも来た道を戻る西側から帰るか、という二択で悩みますよね。今回は辺戸岬を後にしたのが午後4時過ぎ。あたりはすでに薄暗く、日が沈めば東側は街灯もほとんどないはず。散々、悩んだ末に「西側から戻り、途中の“県内最古の村役場”を探しながら、名護から東側にまわり辺野古あたりをドライブしよう」というコースになりました。途中、すったもんだもありましたが、なんとか西へ東へと車は進み、のらりくらりと沖縄本島のあちらこちらを漂っていました。

“折れるより曲がれ”とはよく言ったもので、かたくなで頑固にしていると、突然ポキっと折れやすいもんです。折れちゃいけません、ボーンもハートも。たおやかで流れるような心持ちでいると、いくぶんは柔軟に対応できるような気がします。・・いきなりはね、なかなかね、できないけれども、ふにゃんと、くたんと、ゆらゆらと曲がりなりにも生きてゆきたいものですよね。風が吹けば柳のように。
西へ東へ。 


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Posted by おかっぱ at 22:32│Comments(0)オベントウ
 
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