2013年05月21日
大根役者。
すごく目まぐるしい時期があります。
それはきっと誰もが同じでしょう。
自分の身ひとつじゃとても追いつかない。
思考も行き詰まって、体力もヘトヘトなとき、
役になりきることで、どうにか乗り切ることができるんです。
母親役、妻役、子供役、お世話役。
その他のエキストラのエトセトラ。
演じる光景は大根役者そのものですけどね。
良いか悪いかは別として。
上手いか下手かはおいといて。
自分なんだけど、自分じゃない。
不思議なパワーが後押ししてくれます。
そして、やりきったぞ!は次への力になる。
1ミクロンの“役者冥利に尽きる”体感。
乗りきれて浮かれているときは、
あたまのなかで「ヨッ!大根役者っ!」という囃子が聞こえては
お茶漬けのパッケージのような幕が引かれて、
♪カンカンカンカン・・♪と拍子木の音で見得を切りたくなるんです。
大根着ぐるみ脱ぐと、しょぼくてオーラゼロの女がポツン。
あぁ、千両役者になりたいなぁ。

Posted by おかっぱ at 16:59│Comments(0)
│アタマノナカ