ころこりほりほる2

先日、友人がリコンというやつを経験しました。予告めいたものは前からあったので「旧姓に戻りました」と、彼女から直接報告を受けても「あ、そうですか」とあっさりしょう油顔（古いか）をキメとりましたが、こういうのは後からジワジワくるものですね。日が経つごとにボディーブローのように横っ腹に効いてきます。気力がヘタってきて、膝に力が入らない感覚があります。自分のことではないにせよ、けっこうなショックです。そして自分のことを棚の奥の、さらに隅の方に上げといて「ケッコンってなんだろな」って考えちゃいます。

紙切れ一枚で契約した関係ではありますが、実に奥深く、何よりも楽しいミッションだと思います。「こういう制度があるらしいんだけど、一緒にやってみない？」と軽い気持ちで誘ったのはワタシです。そして見事に一度は断わられました（ギャフン）。それでもあきらめず「共に次のステージへ進んでみようではないかっ！ハッハッハッ」と高笑いをつづけ、現在に至ります。たしかにこのステージはチームワークが大切。バディーと意思疎通が出来なければ、とたんに息苦しくなり溺れてしまいます。それでも泳ぐか、一旦陸にあがるか、潜るのをやめるか。その選択はきっと紙一重です。

彼女には、きっとまた朝日がのぼり温かな日差しが降り注ぐと思います。何が正しいとか、間違っているとかじゃない。あなたはあなたらしく生きているんだから、自信を持って。朝起きて家からほんの少し歩けばほら、こんなにキレイな東雲（しののめ）を独り占めできるじゃない。元気をだして、胸張って、ありのままで大丈夫。人を好きになることは、きっと一生やめられないよ。

いつもワタシの母に代わってワンちゃんのお散歩してくれてありがとう。夏休みは長期滞在パスポート申請するからね。素敵な彼女により多くの幸あれ。