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2013年07月23日

ガジュマル。


こんなに立派なガジュマルは滅多にお目にかかれませんよ。嘉手納のとある公園にどっしりと生きているガジュマルは見本のような美しさと枝ぶりです。この樹を眺めているだけで癒されて元気をもらえます。大きくて懐を感じるモコモコガジュマル。剪定もされず害虫の被害にもあっていない樹がスクスク伸びると、こんなにもパワーと存在感があるのでしょうか。手入れはあっても、余計に人の手が加えられていないものは、やっぱりいいですね。あるべき姿を残そうとする心を感じます。そして懐かしいような温かいようなフシギな感覚におそわれます。

ワタシが幼い頃には公園にもガジュマルはあったし、各学校の校庭にもあったように記憶しています。実家の近所の公民館脇にも立派なガジュマルがあって、大きな木陰は地域の交流の場になっていました。オジーやオバーが座ってナカユクイしたり、工事現場の人が休憩していたりして、オキナワンシエスタの風景を鮮明に記憶しています。ワタシも疲れたら木陰に座って、アイスキャンディーを食べたり、地面に延びるガジュマルの陰に子供ながらに美しさを感じたりしていました。涼んだり、遊んだり、憩いたり、寝てみたり。日が暮れると大人は宴をはじめたりして、ガジュマルはいつでも誰でも受け入れる包容力に溢れています。なんだかとっても優しいおじいさんのよう。樹や枝も畑仕事をするおじいさんの腕や足のようです。日に焼けてて、力強くて、風雨を耐え生き抜いてきた生命力を感じます。枝から延びたつるはひげのよう。家族や仲間が自然と集まるという共通点も、ガジュマルとおじいさんのステキな魅力ですよね。

街のシンボルにもなるし、憩いの場にもなるガジュマル。人の都合で枝葉を切られたり、根っこが地面をも砕くので、道路脇などにはもう見られなくなったけれど、ガジュマルもっと増やしてほしいなと思います。意外にフェンス越しの基地内には立派なガジュマルが多く見られます。地域や街では小さくしたり減らしたりしているけど、フェンスの中ではのびのびと、スクスクと育っているガジュマル。誰も集まらない木陰に気持ちだけでもチョコンと座らせてみたり。ガジュマルの根っこは自然のベンチ。素敵なガジュマルに出会ったら、たまには座ってのんびりしましょ。
ガジュマル。 


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Posted by おかっぱ at 05:29│Comments(0)アタマノナカ
 
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