2013年09月11日
swim.
「結婚は浮き輪のようなもの」
と、いつかの本に書いてあった。
あれから時々、そのフレーズを思いだしては
ワタシなりに理解をひろげてみる。
浮き輪は
海で泳ぐとき、社会で生きるとき、
あなたを助けてくれるだろう。
泳げない人にとっては命綱になるだろう。
行きたい方向へあなたをいざなってくれるだろう。
泳力はなくとも、きっと溺れはしない。
潮の流れを知って、コントロールがうまくいけば
楽しくて、簡単で、便利で、
目的地に早くたどり着けるかもしれない。
一方で、泳げる人もいる。
もともと泳力が備わっている人は、たしかにいる。
平泳ぎ、自由形、背泳ぎ、もしかするとバタフライ。
いぬかきだってかまわない。
それぞれの泳法で自由に海を泳ぐ。
泳げる人は浮き輪にたよらない。
全身をつかって、自分のペースをもっている。
ブレスのタイミング、体軸のバランス。
水をつかむ、体をあずける、力をぬく。
コツをおぼえたい、泳力をつけたいなら
まずは泳いでみよう。
そのひとかきはスイマーへの一歩。
浮き輪が手放せない人はいる。
泳ぐのがこわい、おぼれるかもしれない。
海水はしょっぱくて、ときにおそろしい。
浮き輪のつかいかたも人それぞれ。
快適につかうにもコツがある。
あまり空気を入れすぎると
はぜやすいし、体にフィットしない。
こんなもんかな、くらいがちょうどいい。
サイズは身の丈にあったものを。
大きすぎるとかえって溺れやすくなる。
小さすぎたら抜けなくなってしまう。
浮き輪にたよらず、泳ぐ練習もわすれずに。
あなたは泳げますか、泳げませんか。
スマートな泳ぎなんてできなくたって、
前に進みたい、気持ちがきっと大切。
溺れているように泳いでいても
不恰好でもちゃんと前に進んでる。
それってかなりカッコイイ。

Posted by おかっぱ at 07:34│Comments(0)
│アタマノナカ